日本ダービー記念日
・今日は日本ダービー記念日だそうです。
毎日何かの記念日ではありますが、今日は日本ダービー記念日を取り上げます。
今まで何回も様々な記念日を紹介してきましたが、そういえば「今日は何の日」という紹介をしてきた時に由来と制定者は誰か?というチェックを怠ってきたのではないか?
と思い調べたのですが・・・由来は分かったけど制定者が分からない!
ちなみに今日は植物学の日でもあるのですが、こちらも由来は分かったけど制定者が分からないのです。
知っている人がいましたら教えていただければ嬉しいです。
話を戻して今日は日本ダービー記念日。
由来は1932年に第1回の日本ダービーが行われたから。だとあっさりすぎますよね。
ということで、以下は興味のある人向けに詳細を記載します。
日本における競馬の歴史を書き出したら長くなりすぎて誰も読んでくれなさそうなので、日本ダービーに限定して記します。
現在日本で行われている競馬は洋式競馬であり、日本古来の神社などで奉納された祭典競馬とは異なっています。
日清・日露戦争によって日本の軍馬が西欧諸国のそれと比べて劣ることを痛感した明治政府は馬政局を設置してサラブレッド14頭を輸入して優れた種馬を選抜育成して質の高い馬を多数生産するとともに、馬の育成・馴致・飼養技術を高めることとなりました。
そこで優秀な馬を育成していくためには優劣をつけて優秀な馬の子孫を繁殖させていくことが必要であり、優劣をつける方法として洋式の競馬が行われるようになりました。
競馬が盛んになっていく過程で大正時代中頃より馬産者から、東京競馬倶楽部会長の安田伊左衛門に対し「イギリスのクラシック競走であるダービーステークスのような高額賞金の大競走を設けて馬産の奨励をしてほしい」という意見があり、4歳(現3歳)牡馬・牝馬限定の「東京優駿大競走」を創設して実施しました。
これが第1回の日本ダービーなのです。
この「東京優駿大競争」は1938年「東京優駿競争」に1948年「優駿競争」に名称が変更されました。
1950年「東京優駿競争」に再びレース名が変更された際に副題として(日本ダービー)と付くようになりました。
そして、1964年「東京優駿競争(日本ダービー)」が正式名称となりました。
ちなみにこのレースの創設に尽力した安田伊左衛門氏は競馬振興の功績をたたえられて
「安田記念」としてレース名に名を残しています。
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