沖縄の本土復帰

今日は太平洋戦争(大東亜戦争)によってアメリカ軍に占領、統治されていた沖縄本島を含む南西諸島が日本に返還された日です。

戦争末期の1945年3月26日、米軍は慶良間諸島へ上陸し地上戦が開始された。

沖縄本島に米軍が上陸を開始したのは4月1日だった。

住民を巻き込んだ地上戦は激しい戦闘の末、6月23日に日本軍守備部隊の最高指揮官である牛島満 陸軍大将が自決し組織的な戦闘は終了。

アメリカ軍も6月25日に沖縄における組織的な戦闘の終了を宣言し、軍楽隊が「星条旗よ永遠なれ」を演奏、ポールに星条旗を掲げる戦勝セレモニーを行った。

以後。沖縄はアメリカ軍の占領統治下に置かれることとなった。

日本がポツダム宣言を受諾、降伏したのは8月15日である。

この8月15日以前にアメリカ軍によって占領されていた地域は、日本の施政権が及ばない地域となり、施政権が及んでいた他の日本本土とは違う占領政策が行われた。

日本は1952年4月28日にサンフランシスコ平和条約により主権を回復するが、先述のとおり1945年8月15日時点で日本の施政権が及んでいない地域は引き続きアメリカ軍に占領され続けたのである。

その後の歴史は割愛するが、日本政府によるアメリカ政府との返還交渉や、沖縄での祖国復帰運動の結果、1972年5月15日ついに沖縄がアメリカより日本に返還され占領統治が終了した。

日本が主権を回復してから実に20年遅れて沖縄は日本の施政権下におかれることになったのである。

蝦夷っこ 旅の資料館

趣味で収集した旅行資料を公開しています。

0コメント

  • 1000 / 1000