桜島の日

今日は桜島の日です。

多くの方は今日はスキー記念日でもあり、こちら取り上げる方が多いだろうと思い敢えて桜島の日でもあることを紹介したいと思います。

その前にスキー記念日について軽く触れておきたいと思います。

1911年1月12日にオーストリア陸軍のレルヒ少佐が、新潟県高田(現在の上越市)の陸軍高田歩兵第58連隊の青年将校に、日本で初めてスキーの指導を行ったことから。1994年にスキー用品メーカーが制定し追認する形で2003年に全日本スキー連盟もこの日をスキー記念日としています。

ちなみに私の住む北海道でも、1912年2月にレルヒ中佐(少佐から昇進)が旭川に駐屯している陸軍第七師団の青年将校にスキーの指導を行いました。これが北海道においてスキーが普及する始まりであり、指導が行われた旭川市春光台には北海道スキー発祥の地の記念碑が、旭川空港にはレルヒ中佐の銅像があります。


前置きが長くなりましたが1914年1月12日に鹿児島県の桜島が大噴火しました。

桜島の大正大噴火で噴火活動は1915年9月頃まで続き、20世紀以降に日本で起きた火山噴火で噴出物では最大であり、噴火中に起きた桜島地震による死者等を含めて58名の死者、行方不明者を出し噴火前は島であった桜島は、大正大噴火による溶岩流出によって大隅半島と陸続きになりました。

記録が残る桜島の大噴火は大正の大噴火を含めて4回で、1回目が764年~766年の天平宝字噴火、2回目が1471年~1476年の文明噴火、3回目が1779年~1782年の安永噴火、そして1914年~1915年の大正噴火となります。

安永噴火と大正噴火は132年の間をおいて噴火しており、単純に1915年から132年を足すと2047年となり、次の大噴火に備えておく必要があります。

大正噴火以前には南九州周辺では1909年の日向灘地震、1911年の喜界島地震、1913年には宮崎、鹿児島県内で群発地震が発生しておりこれが予兆現象だとする考えもあるようです。

とすると昨年、2024年には日向灘を震源とするマグニチュード7.1の大地震が起きており注意すべき期間に入ったのではないかと思います。

関連情報として17世紀以降、日本の火山の中で3億トン以上の噴出物を噴出した噴火を複数回起こしているのは、北海道駒ケ岳、有珠山、樽前山、桜島の4火山であり、その他、1926年に噴火に伴う火山泥流で144名の死者、行方不明者を出した十勝岳を加えた計5つの火山が、日本国内で噴火災害の危険性が最も高い火山であるとする研究者も存在します。

不安を煽るわけではありませんが備えておくことは重要だと思います。

(北海道に5カ所のうち4か所ある・・・。)


では、今日は何があった日でしょうか?


1898年 日本で伊藤博文が第7代内閣総理大臣に就任し、第3次伊藤内閣が発足。

1911年 オーストリア陸軍のレルヒ少佐が新潟県上越市高田で陸軍青年将校に、日本で初め

     てスキーの指導を行なう。

1914年  桜島で大噴火。大隅半島と陸続きになる。(大正大噴火)

1930年  青森県八戸市で第1回日本スケート選手権大会開催。

1946年  第1回国連総会で国連安全保障理事会が成立。

1962年  歌会始が初めてテレビ中継される。

1988年 日本医師会が脳死を個体死と認め脳死段階で臓器移植を認める最終報告書を公表。

2004年 当時史上最大の客船「クイーン・メリー2」が処女航海に出発。

2009年 アメリカ合衆国への入国手続きに電子渡航認証システム(ESTA)が必須となる。

2016年  MicrosoftのOSであるWindows8のサポート終了。

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